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【むなかた牛ハンバーグと相性がいい紅茶はどれ?産地別3種類の茶葉で比較検証してみた】
この記事では、産地別3種類の茶葉で比較検証して、むなかた牛と一番相性がいい紅茶をさがしてみることにしました。
今回検証した3種類の茶葉と産地は次のとおりです。
1.ダージリン(インド)
2.ディンブラ(スリランカ)
3.アールグレイ(中国産茶葉使用)
そしてこの3種類の紅茶にあわせるのは、「むなかた牛ハンバーグ」にしました。
上記の3種類の紅茶とむなかた牛ハンバーグの相性を比較検証した結果、インド産のダージリンがもっとも相性が良いと感じました。
順位 | 茶葉 | おすすめ度(★5点満点) |
第1位 | ダージリン | ★★★★★ |
第2位 | ディンブラ | ★★★★ |
第3位 | アールグレイ | ★★★ |
第1位:ダージリン
【香り】 | フルーティーで華やかな香り |
【渋み】 | 強く感じない適度な渋み |
【後味】 | すっきりとして、でも華やかなダージリンの香りが残る |
【相性】 | むなかた牛ハンバーグとダージリン両方の個性をしっかりと感じることができる |
むなかた牛ハンバーグと相性が一番よかったのは、インド産ダージリンとの組み合わせです。
今回は、オータムナルという秋に摘まれたダージリンを使用しました。
渋みは穏やかで、春摘みや夏摘みとは違った甘みの増した味わいを楽しむことができます。
ダージリンと合わせて食べたとき、アールグレイやディンブラの時とは違い、口の中で心地よいダージリンのフルーティーな香りがほんのりと残ったのが印象的でした。
ダージリンのマスカットの香りと言われる華やかでフルーティーな香りと穏やかな渋みは、むなかた牛ハンバーグの赤身肉の旨味を消して邪魔するどころか、むしろ味を引き立ててくれているように感じました。
まるでワインとお肉を楽しんでいるかのようでした。
ダージリンの適度な渋みは、ジューシーな赤身肉の脂も、口の中でしっかりと流してくれて、心地よいフルーティーさも残ったのでとてもよかったです。
ディンブラでももちろん美味しくいただけますが、むなかた牛ハンバーグの美味しさと紅茶の特徴が両方感じられたのはダージリンでした。
【ダージリンってどんな茶葉?】
ダージリンはインド北東部のヒマラヤ山麓に位置し、昼夜の寒暖の差が激しく、そのため発生する深い霧により、ダージリン特有の「マスカットの香り」と例えられる香り高く爽快な渋みの紅茶が生まれます。
第2位:ディンブラ
【香り】 | 紅茶らしい芳醇な香り |
【渋み】 | 爽やかな渋み |
【後味】 | すっきりとして、穏やかな渋みが残る |
【相性】 | むなかた牛ハンバーグの味を邪魔しないで支えてくれるような相性 |
第2位はディンブラとの組み合わせです。
渋みが強くなく爽やかな風味の紅茶なので、むなかた牛ハンバーグとのバランスは3つの茶葉の中で1番とれていたと思います。
可もなく不可もなく、万人に受けがいい組み合わせだと思います。
むなかた牛ハンバーグの旨味を消すことはなく、安定したハンバーグの味を楽しむことができました。
ジューシーな赤身肉の脂を、紅茶らしい紅茶のディンブラが口の中でしっかりと流してくれて、ハンバーグを何口食べても、最初の一口目を食べているような感覚になりました。
渋味が強くない紅茶なので、むなかた牛ハンバーグの旨味を消すことなくしっかり支えてくれるような紅茶だと感じました。
ただ他の2つの茶葉に比べると、口の中に残る紅茶の風味は弱かったです。
【ディンブラってどんな茶葉?】
スリランカの中央にそびえる山の西側斜面に位置している場所で生産されています。
爽やかな渋みと優雅で芳醇な香りで紅茶らしい紅茶としてバランスのとれた味となっています。
ストレートティー、ミルクティー、アイスティーのどれもがおすすめの飲み方の万能紅茶です。
第3位:アールグレイ
【香り】 | 柑橘系のベルガモットの香り |
【渋み】 | 穏やかな渋み |
【後味】 | 爽やかなベルガモットの香りが残る |
【相性】 | アールグレイの香りの方がむなかた牛ハンバーグより強く残る |
第3位はアールグレイとの組み合わせです。
今回は、中国産茶葉がベースのものに、ベルガモットの香りをつけたアールグレイを使用しました。
アールグレイの爽やかな柑橘系のベルガモットが、むなかた牛ハンバーグの脂をよりすっきりと感じさせてくれるだろうと思ったのですが、爽やかな柑橘系のベルガモットの香りが、赤身肉の脂と合わさり、口の中がよりすっきりするのではないかと期待していたのですが、どうしてもアールグレイの方がお肉よりも強く味が残ってしまいました。
一緒に食べるてみるとやはりアールグレイの香りの方が強く感じてしまい、ハンバーグの旨味を消してしまいました。
常温のアイスティーなので、さっぱりと流してくれますが、食べた後も、口の中はアールグレイの風味がずっと残っていました。
「私はアールグレイが大好きよ!!」という方は組み合わせていいかもしれませんが、紅茶に詳しくない方や、普通にむなかた牛ハンバーグの味わいを楽しみたい方にはあまりおすすめできません。
【アールグレイってどんな茶葉?】
ミカン科の植物であるベルガモットの香りを紅茶につけたフレーバーティーになります。
ちなみにアールグレイの名前の由来は、イギリスの元首相である「グレイ伯爵」にちなんでものです。(アールは日本語で「伯爵」を意味します。)
この紅茶を好んで飲んでおりました。
【紅茶を準備する際に気を付けたいこと3選】
むなかた牛ハンバーグとの相性を比較検証するのに際して、私が気を付けたことが3つあります。
①香りの強いフレーバーティーを使わない
②紅茶に牛乳を入れたミルクティーで用意しない
③紅茶の温度に気を付ける
それでは順番に解説していきます。
①香りの強いフレーバーティーを使わない
甘みがあり雑味のない脂と、濃厚な旨味が特徴のハンバーグなので、その味を消してしまうようなフレーバーティーは使いませんでした。
例えばベリー系の紅茶やアップルティーなどフレーバーティー単体でも十分に味を楽しめるような香りの強い紅茶はおすすめしません。
②紅茶に牛乳を入れたミルクティーで用意しない
むなかた牛ハンバーグにミルクティーを合わせると、赤身肉の味よりミルクの味の主張が強くなり、口の中でハンバーグの脂にミルクがまとわりつき、飲み込んだ後もすっきりとした後味になりません。
そのため、むなかた牛ハンバーグと合わせるのであれば、紅茶にミルクをいれることはおすすめしません。
③紅茶の温度に気を付ける
むなかた牛ハンバーグに熱々の紅茶を合わせると、熱い紅茶でせっかくのむなかた牛ハンバーグの濃厚な旨味がぼやけてしまいます。
また、氷を入れたキンキンに冷やしたアイスティーを合わせると、舌が冷えてしまい、温かなむなかた牛ハンバーグを口に入れた時に、温度差が生じ、上手く合わさらなくなってしまいます。
そこで、むなかた牛ハンバーグに合わせる紅茶として、おすすめするのは常温のアイスティーとなります。
例えになるのですが、赤ワイン(常温)はステーキなどの肉料理とよくペアリングされているように、このむなかた牛ハンバーグは、赤ワインを常温のアイスティーにかえて楽しんでみましょう。
常温のアイスティーで飲むといいところは、ハンバーグを口に入れたとき、口内に残る脂を紅茶のタンニンという成分が分解して流してくれるため、爽快感が生まれることです。
そのおかげで、次の一口も美味しく味わうことができるのです。
むなかた牛ハンバーグのジューシーな甘みがある脂を、紅茶の爽やかな風味がすっきりと流してくれて、また最初の一口目を味わえる感覚がとても心地いいです。
ハンバーグと一緒に食べるころにちょうどよい温度のアイスティーになります。
【今回実食したむなかた牛ハンバーグについての詳細】
それでは、実際に調理をしてみたいと思います!!
①焼く半日程前に冷凍庫より冷蔵庫へ移動させ、ゆっくりと解凍する。
②フライパンに油をひいて熱し、ハンバーグの真ん中にくぼみを作って入れる。
③片面によく焼き色がついたらひっくり返し、お玉1杯分くらいの水を入れて蓋をし、弱火~中火で中まで火を通す。
④中心部まで十分に火が通ったら、お好みのソース(例:デミグラスソース)をかけて完成。
①我が家は夕食に食べようと思いました。焼く半日程前とレシピには書いてあったのですが、朝起きて忘れないうちに冷蔵庫へ移動させました。
※常温ですばやく解凍しようとすると、肉の旨味が一緒に溶け出してしまうそうなので注意してください。
②ハンバーグの真ん中にくぼみを作ってさっそく焼いていきます。
③片面によく焼き色がついたのでひっくり返します。
大きいので崩れるのではないかと心配でしたが、きれいにひっくり返すことができました!!
お玉1杯分くらいの水を入れて蓋をし、弱火~中火で中まで火を通します。
④中心部まで火が通ったので、ソースを作り完成です。
今回、和風ハンバーグにしようと思い、ソースは、しょうゆ、みりんをベースに隠し味としてむなかたステーキソースを入れました。
それではいただきます!!
見た目は大きなハンバーグなのですが、一口目を食べてみたところ、ジュワ~っと甘みのある脂が口に広がり、しつこいかなぁと思いきや雑味がなくあっさりとした味で驚きました。
そして、牛は臭みが一切なく、赤身の適度な甘みと濃い旨味を感じることができ、脂との相性がとてもよかったです。
厚さも食べる前は薄いなぁと思っていたのですが、1.5cmの厚さは私にとってはちょうどよく、ふわっととろけるような感覚がありました。
ごはんもよく進み、あっという間に食べてしまいました。(パンと一緒に食べても美味しくいただけると思います。)
普段、牛肉と豚肉の合いびき肉でハンバーグを作るのですが、牛だけでも、このようにジューシーでお肉の甘みもしっかり感じて、でもさっぱりとしたハンバーグを食べることができるのはいいなと思いました。
※ちなみに2枚食べた夫は、食べる前、「胃もたれするかなぁ・・・」と思っていたみたいなのですが、まったくありませんでした。美味しそうに勢いよく食べていました。
◎ジューシーで甘みがあり雑味のない脂で、胃もたれしない
◎赤身は適度な甘みと濃い旨味が特徴
◎柔らかくふわっとしていて、歯切れのよい食感
【あとがき】
いかがでしたか。今回、むなかた牛ハンバーグと産地の違う茶葉3種類で比較検証してみました!!。
ハンバーグを食べる前は、赤身なのであっさりとして物足りないのかなぁ、紅茶とちゃんと合うかなぁと思ったのですが、ジューシーで甘みがある脂と濃い旨味の赤身は、食べている最中も、食べ終わる頃も大満足で、おうちで外食気分を味わっているようでした。
そんなむなかた牛ハンバーグと常温のアイスティーは非常に相性がよく、その中でもダージリンのアイスティー(常温)は、爽やかな香りと適度な渋みが口の中の脂をさっぱりと流してくれて後味がよかったので、とても印象に残りました。
ぜひ、この記事を参考にしていただき、むなかた牛ハンバーグと紅茶のペアリングを楽しんでくださいね!!