紅茶のレビュー

午後のティータムに飲みたい!!TEAPOND~アフタヌーンブレンド~について

息子が1歳になり、今まで以上にゆっくりとティータイムができるようになりました。息子が昼寝をしている間や、休日の午後に家族みんなで、どんな紅茶を淹れて飲もうかと探していたころ、InstagramでTEAPONDの紅茶を知りました。
産地別の紅茶もとても魅力的だったのですが、今の私にはこれだ!!と思った「アフタヌーンブレンド」を購入してみました。
TEAPONDの紅茶で迷われている方や、アフタヌーンブレンドが気になる方にぜひ参考にしていただけると嬉しいです。

この記事はこんな方におすすめです

・TEAPONDの紅茶でどんな紅茶を買おうか迷われる方
・アフタヌーンブレンドの紅茶を探している方

【TEAPOND(ティーポンド)について】

TEAPONDは2010年11月1日の紅茶の日に創業し、現在、株式会社TEAPONDとして、清澄白河店、青山店、梅田店の3店舗の他、オンラインストアを運営しております。

毎日のティータイムを、もっと気軽に、もっとおいしく、楽しく!と旬の紅茶やバラエティー豊富なフレーバーティーなど、上質な紅茶の中からお気に入りの一杯と、お茶にまつわる楽しさを届けてくれます。白と黒のシンプルなパッケージ、店主が好きなパープルは差し色として、包装紙のアーガイル、壁紙やスタッフのユニフォームなどに使用されています。店舗はどこかヨーロッパの紅茶専門店に迷い込んだようなワクワク感が楽しめます。

そんなTEAPONDの名前の由来は、アメリカ・メイン州にある湖「TEAPOND」という地名から名づけられました。お茶の海でもなく、大きな湖でもなく、多くの人にとってちょうどいい量の良質なお茶の集まる、小さな泉(POND)のようなお店でありたい。とそんな想いが込められています。

名前の由来の他に忘れてはいけないのが、TEAPONDのロゴマークとなっている「フクロウ」の存在です。日本でも、フクロウはラッキーアイテムとして幸運を呼ぶと言われており、ヨーロッパでは知識の象徴とされています。またお茶の木の発祥である中国雲南省では茶畑の守り神としてフクロウを大切にしています。
お茶の守り神として、そして紅茶周りにある茶器や歴史などを知ることを楽しめるよう(知識の象徴として)、フクロウをロゴマークとして採用したそうです。

▲こちらは紅茶缶です。フクロウをモチーフとしたスタイリッシュなデザインは何度見ても素敵だなぁと思います。

TEAPONDの店舗情報

①清澄白河店(茶葉・茶器類の販売)
〒135-0021 東京都江東区白河1-1-11
電話:03-3642-3337
営業時間11:00~19:00
定休日:無休(※年末年始の休業日:12月31日、1月1日)
最寄駅:東京メトロ半蔵門線/都営地下鉄大江戸線「清澄白河駅」※A3出口より徒歩2分

②青山店(茶葉・茶器類の販売、テイクアウトドリンク)
〒107-0061 東京都港区北青山2-14-4 the ARGYLE aoyama 1F
電話:03-6434-7743
営業時間11:00~20:00(※ドリンクラストオーダー19:30)
定休日:無休(※年末年始の休業日:12月31日、1月1日)
最寄駅:東京メトロ銀座線「外苑前駅」※3番出口より徒歩3分

③梅田店(茶葉・茶器類の販売)
〒530-8224 大阪府大阪市北区梅田1-13-13 阪神梅田本店7F
電話:06-6345-2690
営業時間10:00~20:00
定休日:無休

④オンラインストア
メール:onlinestore@teapond.jp
電話:03-3642-3337(清澄白河店)
営業時間11:00~19:00
定休日:無休(年末年始除く)

公式ホームページ

【TEAPOND(ティーポンド)のアフタヌーンブレンドについて】

アフタヌーンブレンド(アフタヌーンティーブレンド)は各紅茶メーカーが販売しており、特に多いブレンドとしては、ダージリンとアッサム、またはダージリンとセイロン紅茶の組み合わせとなります。ストレートティーでも飲みやすく、ミルクティーにしてもイングリッシュブレックファストよりも軽めにすっきりと飲めるようにブレンドされています。

TEAPONDのアフタヌーンブレンドは、ダージリン・アッサム・キャンディのブレンドでできています。
家族や来客などのティータイムでゆったりと過ごせるよう、お茶が無くなる度に何度も席を立たなくて済むよう、大きなティーポットに紅茶を淹れっぱなしにしても、嫌な渋みが出ないような産地の茶葉を選んでいるのです。

ブレンドされている3種類の茶葉について

【ダージリン(産地:インド)】インド北東部のヒマラヤ山麓に位置し、香りはフルーツや花の香りに例えられ、よくマスカットフレーバーと表現されます。日中と夜間の寒暖差が激しく、この温度差によって霧が発生し、昼間の日光が湿った茶葉を乾かすことにより、ダージリン特有の味と香りをつくります。「紅茶のシャンパン」と称されるダージリンは、香りが特徴の茶葉なので、まずはストレートティーとして飲むのがおすすめです。

【アッサム(産地:インド)】インド北東部のブラマプトラ河流域に広がるインド最大の紅茶生産地となります。やや黒味がかった深い赤色で力強いコクと適度な渋みがあります。穏やかな香味は、モルティフレーバーと呼ばれ、麦芽のような甘く芳醇な香りが特徴です。ストレートティーもいいですが、ミルクティーで飲むのもおすすめです。

【キャンディ(産地:スリランカ)】古都キャンディを中心にその周辺の中地で栽培されています。優しい香りとマイルドな味で、水色は輝きのある明るい赤色をしています。クセがなくブレンド用に広く使われることが多く、どの紅茶とも相性がよい風味です。ストレートティー、ミルクティーの他に、水色が綺麗なのでアイスティーで飲むのもおすすめです。

そしてTEAPONDではこの3つの茶葉を選んだ理由として、紅茶の需要に応えるべく紅茶の生産拡大を担った、3人のイギリス出身の「紅茶の父」にちなんだ銘柄にしたかったと述べております。

3人の「紅茶の父」について

【ロバート・ブルース】インドは世界一の紅茶生産国ですが、その始まりは1823年、イギリス人のロバート・ブルース少佐がアッサム地方で茶の樹を発見したところからでした。その後、弟のC・A・ブルースが栽培を成功させたのがきっかけで、ブラマプトラ河流域を基盤とした紅茶栽培が展開されていきました。

【ロバート・フォーチュン】1850年から1851年にかけ、プラントハンターのロバート・フォーチュンは、中国福建省の武夷山に茶の樹を持ち帰ってカルカッタに送り、生育させることに成功しました。その後、ダージリン地方に苗木を移植し、インドで中国種がダージリン紅茶として誕生しました。

【ジェームス・テイラー】セイロン(現スリランカ)は元々コーヒーの生産国でしたが、1860年ころからサビ病が蔓延し、コーヒー園は絶滅に追い込まれました。1867年、ジェームス・テイラーは古都キャンディの街から南東に30kmのルーラコンデラの地で、アッサム種の栽培を手掛け成功させ、セイロンの南部山岳地帯を中心とした茶園開発が始まりました。そして、コーヒー園の危機から救われた人々は、彼を「セイロン紅茶の父」と称えました。

このように、ティータイムをゆっくりと過ごせるよう、嫌な渋みが出ないような茶葉を選択したり、3人のイギリス出身の「紅茶の父」を想いブレンドされたということを知ってから飲むアフタヌーンブレンドは、格別でより至福のひと時になると思います。ぜひ皆さんも1度飲んでみてはいかがでしょうか。

【実際に飲んでみた】

◎基本情報:アフタヌーンブレンド(①レギュラー缶入り茶葉50g・1,512円  ②袋入り茶葉50g・1,080円 ③ティーバッグ10個入り・1,080円 ④ティーバッグ2個入り・378円)

◎茶葉について:ダージリン・アッサム・キャンディのブレンドティー

◎おすすめの飲み方:1杯目をストレートティー、2杯目をお菓子と一緒に、最後にミルクティーで

▲上質なフルリーフを贅沢に使用した、ダージリン・アッサム・キャンディのブレンドティーです。

▲こちらは抽出後のポットです。華やかな香りがフワッと広がります。

▲茶葉を購入した際に、一緒にカードが入っていました。(表裏で記載してあります。)このカードを見ながら淹れてみるといいですね!!

【ストレートティー(ミルクティー含む)】美味しい淹れ方の目安
茶葉5g
熱湯360cc
蒸らし時間3分間

ストレートティーで飲んでみたところ、まずはじめにダージリンの華やかでフルーティーな風味に圧倒されてしまいました。夏摘みダージリンのしっかりと渋みと、その渋みを調和させるようなアッサムのコクと甘み、そしてダージリンとアッサムを包み込んでくれるような穏やかな味わいのキャンディ。一口飲むたびに、3種類の茶葉の個性がちゃんとまとまっていることを感じ、優雅な気分にさせてくれるストレートティーだなと思いました。

▲ダージリン・アッサム・キャンディのそれぞれの個性がぴったりと合わさった優雅な風味のストレートティーでした。

ミルクティーは水色(すいしょく)がクリームブラウンになるように様子を見ながら少しずつミルクを入れました。ミルクティーで飲んでみると、砂糖を入れていないのに、ほんのりと甘みを感じることができました。ダージリンの華やかでフルーティーな風味はミルクティーでも健在で、ストレートティーよりまろやかになったのですが、すっきりと飲み口がよい印象でした。お菓子と組み合わせると、お菓子をさっぱりと流して口の中をリセットさせてくれます。

▲砂糖を入れていないのに、ほのかな甘みを感じることができました。

ストレートティーで紅茶そのものの味わいを楽しみ、次にお菓子と一緒に楽しみ、最後にミルクを加えてミルクティーで楽しむ、TEAPONDのアフタヌーンブレンドは様々な飲み方ができるので、ゆっくりとそして優雅にティータイムを過ごすことができます。

おすすめの飲むシーン

アフタヌーンブレンドなのでもちろん午後のティータイムがおすすめです!!
【午後のティータイム時】
・ストレートティーで:あんこを使った和菓子、生クリームを使ったショートケーキやミルクレープなど
・ミルクティーで:バターの入ったクッキーやショートブレッド、スコーンでクリームティーとして食べるなど

▲ある日の休日。アフタヌーンブレンドのおかげで、日々の忙しさを忘れるくらいにゆったりとした気持ちでティータイムを過ごすことができています。

【あとがき】

いかがでしたか。今回はTEAPONDの数ある紅茶の中でアフタヌーンブレンドを紹介しました。今の私にはこれだ!!と思ったとおり、何分経過しても嫌な渋みが出ず、むしろ優雅な風味でリラックスもでき、幸せなティータイムを過ごすことができております。
自分一人でいる時、休日家族がみんなが揃う時、大切な恋人や友人と一緒に過ごす時などにぜひTEAPONDアフタヌーンブレンドで素敵なティータイムにしてくださいね!!

ABOUT ME
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Kayo
紅茶が大好きな一児の母です。ドタバタな毎日の中の数分のおうちでのティータイムに幸せを感じております。将来は自分のお気に入りの手作りを色々と集めた小さな紅茶教室を開くことが夢です。より多くの方が気軽に紅茶を楽しめるような情報を発信していきたいと思います。